東京目黒にある雅叙園で「平山郁夫展 at 百段階段」という催しが、2009年2月14日(土)〜3月31日(火)までやっていることを知り出かけることにした。目黒駅から行人坂下り徒歩3分。10時、開館と同時に、獅子とボタンが描かれ螺鈿で細工されたエレベーターに乗り3階に上がる。「百段階段」は、国の登録有形文化財で欅の階段が99段あり、階段の途中や上がり口に計7つの部屋がある。各部屋の天井や欄間に絵が描かれており、色合いに年代を感じさせるが、作られた当時は、入室者の目を楽しませたことだろう。とりわけ、「漁樵の間」は、直径2尺の床柱に漁師と樵(きこり)が彫刻されており、金の輝きが残り、過剰な美に圧倒された。平山郁夫は、シルクロードの絵で知られるが、日本の名所についても絵葉書の図柄にあうものをたくさん描かれており、今回、それらをまとめてみることができた。そのあと、1階に戻り、1億円のトイレを借用。トイレは、天井の枡形に絵が描かれ、赤い橋を渡ってゆくが、庭園内の離れといった風情である。結婚式場だから、この世のものとは思えないような夢のような作りにしたのだろう。売店で、「肉まん」と「あんまん」を買う。