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(無題)

 投稿者:吉田幸彦  投稿日:2017年 8月 3日(木)21時55分18秒
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  夜叉ヶ池伝説マラニックに想いを寄せて
吉田幸彦

第20回大会、二日目の朝、弟の知やんと従兄の慎ちゃんと私の3人は最後尾近くから坂内の体育館前をスタート、途中夜叉龍神社に立ち寄り夜叉ヶ池に無事行って来られるようお願いをして再出発しました。
この辺りから夜が明けてきて、登山道に向かう道は渓流に沿って清々しい。ちょうど合歓の木の花が満開なのが印象的でした。
我々3人はいつも楽しくマラニックすることをモットーに行動を共にしており、この日も関門にかからない程度に走ったり歩いたり、綺麗な景色を写真に撮ったりしながら進んで行きました。
バイクランドエイドを通過してまもなく、いよいよ登山口に向かう林道に入る。3人は相前後しながら林道終点エイドのひとつ手前の神岳橋エイドに到着。「このペースで行けば関門は十分クリア出来るね。」と3人で確認し合いました。
4.4km先の林道終点エイドにはたまたま私が先に到着して山用シューズに履き替え、食べ物と飲み物を補給していると慎ちゃんが到着しました。
弟の知やんも一緒だと思っていたのに姿が見えない。暫くすると「エイドのすぐ手前でランナーが倒れている」との声があがりました。
「そうか、知やんはその介抱をしているのかな」と思いコースを引き返すと、エイドから数10mも行かないところでランナーが道端に倒れていてもう一人のランナーが覗き込んでいた。そこはエイド直前にも関わらず、コースが鋭角にカーブしており、大勢のランナーやスタッフがいたエイドからは全く見えない位置だった。
倒れていたランナーは弟の知やんでした。

後日、夜叉ヶ池の会掲示板や他のブログ・SNSでこの件について様々な書き込みがありました。一部で心無い書き込みもありましたが、直ぐにそれを打ち消す複数の書き込みがあり、夜叉ヶ池伝説マラニックに対するランナーやスタッフ・ボランティアの篤い思いに安堵しました。
私は当事者であり本件についてのコメントはこれまで一切しませんでしたが、大勢の方が書かれたコメントにあるように夜叉ヶ池伝説マラニックのような大会は、大会運営側の配慮とランナーの自己管理の両方があってこそ成り立つものだと理解しています。それは安全面についても然りです。

この第20回大会直前にスタッフの方々の高齢化などを理由に20回を節目に終わるのではないかとの噂を耳にしていました。それが運営スタッフの総意ならそれも致し方が無いなと思っていましたが、今回の事故がきっかけで大会が中止になるのは弟の知やんにとっては悔やみきれないだろうと思いました。(私が弟の立場でも同様です)
しかし、大会を継続開催しても中止しても心無い中傷は出たでしょう。その点は大会スタッフの方々に本当に申し訳なく思っています。

結果としてマラニックは今年第25回大会を迎えることになりました。
その間の運営スタッフの皆さんの御苦労は大変だったと思います。
あれ以来、安全に対する配慮が年々充実して来ていることはリピータランナーの誰もが感じていることでしょう。
私自身も翌年市民救命士の講習を受けました。あの時、倒れている弟を目の前にしながら何も出来ない自分の無力さを痛感したからです。遅まきながらその講習で心臓マッサージは時間との勝負であることを知りました。
最近は運営側スタッフのみならず、ランナーの中でも医療関係者や私のように一般市民で救急救命士講習を受けたランナーがそれを示すワッペンなどを付けて走る大会が増えてきました。この夜叉ヶ池伝説マラニックでも採用され、今年は特に大勢のランナーがハートのワッペンを付けて走りましたね。

このように夜叉ヶ池伝説マラニックは我々3人にとって特別な大会となりました。
私自身走力の衰えもあり、完走は難しくなってきましたが、今後この大会が続く限り、何らかの形で関わり続けさせて頂きたいと思います。

2017年7月吉日
弟の兄




 
 
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